_ゲド戦記(Fantasy
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当コンテンツはネタバレ満載です!とくに原作未読の方はご注意下さい。
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原作版はモノクロ落書きを中心に、映画版は色塗りで展示中。
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ゲド戦記(原作より)
 
ジブリ版ゲド戦記(映画より)
 
テキスト中心 (チラシの裏感想文)

■原作について
映画について1

突発!映画に突っ込もう☆企画
(映画未見の方はご注意!)
 
ヘグと原作ゲド戦記シリーズ(チラシの裏自分語り)

ヘグがゲド戦記を初めて読んだのは、もう、ウン十年も前になります。(そこんとこは、ぼかさせて下さい)
その頃は、まだお肌も感性もピチピチだった小学生で、家の片隅に置いてあったゲド戦記のハードカバー版を手にしたのが始まりでした。
初めて第一巻の「影との戦い」を読んだときの印象は……ちょっと記憶が遠いんですが、とにかくラストに「やーらーれーたああああっ!」と。この一言につきました。(一言にしては心持ち長め)
あの、長い長い追跡の航海の末にたどり着いた小島で、たった1人で「影」と向き合い、親友カラスノエンドウの視点から垣間みた、息詰まるようなやり取りとその結末に……子供心にかなりの衝撃を受けたものです。
それから2巻、3巻と続けて読んで(当時は3巻までしかありませんでした)ますます引き込まれていきまして。
とくに2巻は少女が主人公だけあって、自分を重ねて見ている部分もありましたよ、確実に。(ドリーム小説の先駆け?!)
3巻は……これがゲド戦記の最後かと思うと、寂しくって悲しくって仕方がなかったのを憶えています。
内容も1巻や2巻と比べてかなり重いものだし、物語の最後も、前の2作と比べて続きがあるような終わり方ではなくーーというより、終結という印象が強くって。本当に寂しかったなぁ。

そんなわけで、子供の頃は3巻が一番苦手でした。(と感じるのはゲドファンの間ではよくあるパターンみたいです) そんな風に出会ったゲド戦記ですが、当時、同じように大好きだった「ナルニア国物語」や「サトクリフのローマン・ブリテンシリーズ」と並んで、幾度となく読み返したシリーズでした。(その頃はまだ「指輪物語」は未読なり) と、このラインナップから気づいた方もいらっしゃるかも…そう、ヘグは岩波の少年少女シリーズ大好きっ子でした。
ファンタジーや児童書以外の本も読むようになってからは、さすがに読み返す回数も減っていったんですが、それでも時々引っ張り出しては、お気に入りのシーンだけを読んでみる、なんてことをやってましたっけ。おかげでカバーも表紙も、さらには中身もボロボロの状態に。(映画化のおかげでソフトカバー本が発売になった際は、これ幸いと一挙に大人買いですよ)
絵を描くようになってからは、一応、ゲドのイラストにも何度も挑戦してはみたんですが、どうしても頭の中のイメージが上手くまとまらず。
未だに定まっていない状態なので、このサイトで描いているうちに方向性だけでも決まってゆけば嬉しいなぁ、なんて思ったりするわけです。(相変わらず向上心が薄い)

ところで、ゲド戦記との付き合いは長かったにも関わらず、10年以上も前に発刊されていた4巻の存在を知ったのは、今から8年ぐらい前の話なんです。
とあるチャットで好きな小説の話をしている最中に、「4巻、読みました?」と尋ねられて、「へ? 何の4巻ですか?」と即答した大バカ者……あははは。
その後、慌てて地元の本屋で4巻を注文。届いた本をさっそく手にして、部屋にこもって半日後……。
もう、両目は充血で真っかっか。
顔は涙でグチャグチャで、鼻水はダラダラと止まらず。
とにかく顔も頭も酷い状態に。(映画での、アレンの鼻水グチャ顔×100ぐらいを想像して下さい)
すっかりいい大人になっていたはずのヘグですが、それぐらい4巻は衝撃で、かつ感動の内容だったんです……。
(逆にこの4巻以降がダメになったという方も多数いらっしゃるので、その辺りは個人差があるという事で)
この本を読むことで、好きな本の中でもTOP3に入るぐらいの深い思い入れと、読書傾向に多大なる影響を与えてくれたシリーズだってことを再確認。
(さらにこの4巻で、「ゲド戦記」シリーズではなく、「アースシー」シリーズと呼ぶのが正しいんじゃないかと。そんな風にも思いました)
その後、発売される度に5巻、外伝と読み進めてきて(シリーズの順番としては、外伝→5巻が正しいかと)、最後のページをめくった時に、「ゲド戦記はこれで本当に終わったんだ…」と寂しさに包まれながらも(とくにテルーが…ううう!)一方では、ゲドの世界に最後までつき合えた事に深い満足感も覚えました。

こうして改めて振り返ってみて。
自分の読書暦はゲド戦記との付き合いの長さとほとんど変わらないんだなぁ、と感慨に浸りつつ。
子供の頃から大人になった今に至るまで、どの年代で手にしても楽しめて、さらに年を重ねるほどに、物語の奥底に幾重にも横たわるその深い思想性に触れては、新しい発見や感動を読み返すたびに見つけてみたり。
「ゲド戦記」シリーズって、そんな風に一生付き合ってゆける物語ではないかと。
大好きな小説や児童文学やファンタジーは他にも沢山ありますが、感動と影響、そして好き度において、アースシーの物語は、ヘグの中では常に一等星のような輝きを放っている作品だと思うわけです。(お、上手く文学風にまとまった!)

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