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イラスト中心 |
原作版はモノクロ落書きを中心に、映画版は色塗りで展示中。
(最新更新のものは○) |
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突発!映画に突っ込もう☆企画 |
(映画未見の方はご注意!) |
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原作4巻「帰還」から。
「みんながあの子をおそれるようになるだろう。」と言ったオジオンの言葉がよみがえってきたが、今テナーはこの子どもになんの恐れも感じなかった。それどころか、テナーは火花が散るようにと、もう一度勢いよくブラシをかけた。子どもは小さなかすれた声でふたたび楽しそうに笑った。
(「帰還」8章タカ)
テナー(ゴハ)とテルーのやりとりから。
ブラシをかけていたテナーの髪から、静電気が舞い飛ぶのを見て喜ぶテルーの図。
本当は、火花がパチパチと舞い上がるんですが、白黒の絵で私の技量では表現できず…無念!
問題作と言われる4巻を私的に愛して止まないのは、テルーに対するテナーの姿に理想の母親像を見てしまうからかもしれません。
あまりにも重すぎる傷をその小さな心と身体に刻んだ損なわれた子どもに、自己を形作っていた全てを失ってしまった損なわれた男。それらを包み込んでなお強くいられるのは、自身も少女の頃に損なわれた存在だったから…そんなテナーと少しづつ心を開いてゆくテルーのやりとり一つ一つに感動を覚えます。 |
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