_ゲド戦記(Fantasy
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当コンテンツはネタバレ満載です!とくに原作未読の方はご注意下さい。
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ゲド戦記(原作より)
 
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原作について
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突発!映画に突っ込もう☆企画
(映画未見の方はご注意!)
 
突発!映画に突っ込もう☆企画(その1)

どもども。常に思いつきだけで生きているヘグです。
この企画は 、映画についての終わりの方で書きましたように、「映画にガンガン突っ込んでみよう☆」という出来心のもと、急遽立ち上げてしまいました。(やり遂げられるか、すでに不安…)
内容の方は、映画のシーンの中から印象に残ったシーンや、好きなシーン、「ここ突っ込むよ!」というシーンを取り上げて、だらだら感想でも書いてみようかと。そんな感じで進めていきたいものです。 (ときに一説打ってるようなウザイ箇所もあるかと思いますので、そこんところは読み飛ばし等でご対応下さい)
ちなみに、映画のシーンの方はの絵コンテ集を元に作成中。でも絵コンテの絵は映画と同じじゃないことに、描いてるうちに気づいたり…(汗
それから、原作から引用しながら、ゲドの世界(アースシー)を語る時は青文字で表記しますので、原作のネタバレがお嫌な方は読み飛ばしを!!(他にも気分で文字に色を塗っていますので、ご注意ご注意〜)
すでにグダグダ感が漂ってますが(汗、とにかくアレン☆愛(結局はこれか?!)の心意気で頑張ってみます!!


照明が落ちて。
ジブリのトトロのマークが浮かんで。
しーんとなった映画館の中、遠くから、ドーン、ドーンと太鼓のような音が響いてきて…そして。
ひゃあああああーーーー!
もうね、この文字が黒をバックに浮かび上がった時は、心臓が本気でバクバクし始めて…
だって、だって、だってっ!!
「ゲド戦記」と言えば、「エアの創造」ですもの!
この短い一文の中に、「ゲド戦記」シリーズの本質は表されているんですよ。

というわけで。このシーンがドーーン!と出てきた瞬間から、ヘグはすっかり映画に飲み込まれていましたとも。

そして荒れた海の上で、暴風に翻弄される船の映像が流れまして。
いいよ、いいよ〜。
なんか、ただ事ならぬ雰囲気がいいぞう!
樽の原理で、船体を浮かせている船の形状も密かに気に入ったり。
でも本当はこのシーン、飛ばそうかと思ったんですが、途中ふらりと出てきた自信なさげで人の良さそうな風の司が妙に気に入ってしまったので、思わず描いてみましたw(似てる似てないは基本忘れて下さい)
そして、「呪文を忘れた」ではなく、「風や海や波の真の名を忘れてしまった」、と口にした台詞がアースシーの魔法世界らしくって、こういうところも嬉しかったり♪(でも、初めて見る人には分かり辛い設定かも…>真の名)

それから、【世界の均衡の崩れ】を象徴する、竜の「喰い合い」シーンの挿入があって。
ヘグが想像していたアースシーの竜よりも、首が長くて体つきも細くって、西洋の竜というより、“蛇”を思わせる東洋の竜っぽいデザインだなぁ、なんて思いつつ。あのシーンはめっさ迫力がありましたね! 
( 火と風に乗って生きる竜達は、海に落ちたらほぼ助からないと思うので、よく考えると、ちとショックなシーンでもありますが…orz)


ところで原作未読の方の中には、首を喰いちぎられて海に落ちた方の竜がテルーだと思っていらっしゃる方もブログ等でちらほら見かけたんですが、違いますよ〜。
テルーが拾われたのは5年前と、テナーがちゃんと劇中で説明してますよん。そしてこの竜の喰い合いは、今の世界で起きていることなんですよん。


場面変わって、エンラッドの宮殿の遠景が。
しかし構図が狂って思いっきり失敗!(でも絵コンテ風のつもりだからいっかw)
なんでこんなシーンを描いたのかと言いますと。城の形が今まで目にしてきた西洋風の城とは違ってて面白かったので。資料によると、ビザンチン様式を元に描いたとあったんですが、実際目にして「なるほどなぁ」と思ったんです。
代表的な建物は、イスタンブールの「アヤ・ソフィア(聖ソフィア教会)」ですが、後にイスラム建築のモスクの特徴であるミナレット(尖塔)が付属された、独特の景観をしていて。
この王宮も、塔のようなものが四方に配されているように見える辺りが、特に似ているなと。(おかげでモスクのようにも見えますがな)
そういえば、王様を始め、臣下や王妃や侍女達の服装や髪型も、どことなく、ビザンチンの装束っぽい気がしてきました…!

ところで、原作の「ゲド戦記」は一般的な欧米のファンタジーとは世界設定がちょっと違っていたりします。
最近は違うようですが、一昔前の西洋ファンタジーは、ヨーロッパ各地の中世時代や、それ以前の神話世界に舞台を置いたような世界観が一般的でした。
それが「ゲド戦記」では、ゲドをメインとした人種の中心が、「ネイティブ・アメリカン」(アメリカ先住民)を意識して描かれたように、赤褐色の肌を持つ非白人の人々として描かれています。(主人公が有色人種というファンタジーは当時ほぼ皆無のようでした)
なので、ジブリの「ゲド戦記」の場合は、西洋ファンタジーの雰囲気を残しつつ、欧米文化とはひと味違うといった世界観をどうやって描くのかな? なんて思っていたんですが、なるほど。西洋と東洋が融合したような、ビザンチン(ローマの文化をベースに、ペルシャといった西アジアの文化が混じり合った)文明をベースに持ってきたのはなかなか上手いんじゃないかと!
こういうところも、とても良い素材を使ってるなぁ…なんて単純に感心してしまうわけです。
(ちなみにヘグは、ゲド戦記の世界をケルトのような文化をベースに想像していました……って、発想が貧困だよなぁ)


父王、きたぁーーーーー!!!!!(←なぜに興奮?!)
だってね、この後を思うとね……ドキドキドキ
第一声が渋めで、それでいてよく通る声で威厳に満ちていて。(小林薫氏、GJ!)
どこからどうみても立派な国王さまですよね。非の打ち所がないという雰囲気の。きっと父親としても優れた人だったんだろうな、と思いました。(しかし絵の方は似てない……ぎゃふん)
そんな父王をなぜにアレンは……くううっ!
正直、初めて映画を見た時には、この設定にはどうにも納得がゆかなかったですよ。
今ではいろいろと考えて、「あーだからこーなんだろーな…」なんて脳内補完してみたり。
良い脳内トレーニングになったかもw(脳内の内容の方は長くなりそうなので、おいおいと)

ところで原作では両親の出番はなく、アレンの回想シーンの中のみ。そしてアレンは両親大好きっ子☆ 両親の事を思い出すシーンはどれも微笑ましいもんです♪

本当は、王の周りにいた重臣達を描きたいなぁ…なんて思ってたんですが。 (もしや、彼らの元ネタはロークの九賢人なのかな、ってふと思ったので。そこから九賢人話でも膨らませたいなぁって思ったんですが、これまた後ほど〜)
下描きの時点で挫折しました! はははははは!(意味なく高笑い)
だって資料がなかったんですもの…(というか、同じような親父ばかりだしなぁ〜)←ヒドい
というわけで。代表してルートと呼ばれていたお爺さんを描いて誤摩化す手に出てみましたw
ところで「そうかな?そうなのかな?」とは思ってたんですが、このルートさん、王室付きの魔法使いだったんですね。
アースシーの世界では、学問としての正式な魔法をロークの学院で学んだ魔法使いには、証しとして杖を与えられるんですが、ルートさんが持っていたこの杖が魔法使いの杖なのか、はたまた寄る年波に震える足腰を支える杖なのか…悩んでたんですよ。
したらば! なんとコンテ集に「魔法使い」とコメントされていて!
持っててよかった!コ・ン・テ・集vvv

なかなかアレンにたどり着かなくって申し訳ないっ!(描いてる本人もそろそろジリジリ…)
ええと、原作についてのウンチクは後回しにして(書くのか?!)
映画では全く気づかなかった事実に先ほど気がついて、愕然…というか、アフアフwしております!
この、どこから見ても完全手抜きのモザイク画の中央に描かれている、古い宗教画の聖人のような姿の2人の人物。
この二人って、「モレドとエルファーラン」だったのか…!!(アート集より)
なるなるなる…! てか、想像していた「モレドとエルファーラン」とあまりにも違いすぎて、想像がつきませんでしたよ?

モレドは、かつて全アースシーを治めた最古の王で、アレンの遠いご先祖様。エルファーランはその妻で、絶世の美女であり、太古の力にも通じた女性。二人はエンラッドのモレド王家だけでなく、アースシー全島に存在する王家の始祖でもありました。
そしてこの妻のエルファーランの方は、ゲドの顔に残る大きな傷跡の原因ともなった女性。(長くなるので今回は割愛)
そう。アースシーの歴史上もっとも美しい女性と謳われるお方が、こんな地味な格好で描かれているとは…!

というわけで、驚きのあまり思わず載せてみたくなったわけです。(アフアフw)

上のモザイク画(それにしても汚い)にさらに付け加えまして。ウンチク語らせていただきます。
個人的に、原作未読の方が映画の中で一番分かり辛かったのは、「真の名」の意味と「人と竜」の関係ではないかと思っています。
一応このモザイク画の出るシーンで、 ルートが「太古、人と竜は一つだった」なんて語ってくれますが、あれだけの説明で果たして分かるものなんでしょうか…?
ちなみに、ヘグと一緒に映画を見に行ってくれた原作未読の友達に尋ねたところ、「え? 一つだったってのは一緒に暮らしてたって事でしょ?」と答えてくれてまして。違うよー同じ種族だったってことだよと言ったら、「それは絶対、思いつかないよ〜」と返されました……ですよね。あれだけじゃわからんですよねぇ……orz
というわけで、「人と竜は一つだった」=「人と竜は同じ種族(=竜人のような存在)だった」という認識で、一つよろしくお願いいたします。具体的に言えば、好きな時に人と竜の姿のどちらにもなれた、そんな存在でした。
それが、「安定を求め、大地と財産を手に入れた連中は、人の姿のまま地上に留まり空を捨てた」
「自由を求め、風に乗りながら遊び暮らしていた連中は、やがて竜の姿になって大地を捨てた」
そんな風に別れていったのが人と竜でして。そして人も竜もほとんどはその記憶も無くしています。
この伝承を視覚的にも一番訴えやすいと思われるエピソードが原作にはあるんですが、それは後ほどに。
「ここに入れればよかったのに!」という箇所で突っ込ませさせて頂きたく。
でもって、「真の名」についてもゲドの台詞辺りで説明できたらと思うわけです。

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