原作１巻「影との戦い」から。

『真の名で呼び出せば、本当にどんな野生のタカも風を切って舞いおりてきて、まるで鷹狩りに使う王子のタカのように大きな羽音をたてて自分の手首に止まる』
（中略）
『村の子供たちは、ダニーがしばしば、山腹の牧草地で、獰猛な鳥といるのを見て、彼にハイタカというあだ名をつけた。それで、彼は、自分の本名が知らされるまでこの名を借りとおし、その後もずっと、この名を呼び名として使いつづけることにした』

まだ、真の名を貰う前のダニー。
12才の頃。ヤギを連れてゴントの山中でヤギ飼いの番をしながら、叔母に習った呪文を唱えては、野生のタカを呼び寄せていた、そんな時期をイメージ。
この後、間もなくカルガド軍が攻め上がってくるわけですが、その辺りは気が向いたらおいおいと。

それにつけても、なんだか汚い絵になってしまいました……山の中、に見えるでしょうか？
ダニー（＝ゲド、ハイタカ）の左足下に見える塊は、山羊や羊の群れだと思ってやって下さい。
12才という微妙な年齢も、なかなか描き辛いものです。

いや、そんなものよりも一番苦労したのは、鳥のタカ！
かなり適当です。種類は特定しないで下さい。（というか、出来ないかと…）
ちなみにハイタカというタカはかなり小さくて、下手したら鳩並みの大きさだと、今回初めて知りました。