_ゲド戦記(Fantasy
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映画について1

突発!映画に突っ込もう☆企画
(映画未見の方はご注意!)
突発!映画に突っ込もう☆企画(その2)
その1>


母上…です!(似てないのは…以下略。というか、アレンまであと少し!)
美人…ですよね? ちょっと日本人には見られないような。フランス風というかイタリア風というか、ラテン系の女性に見られるようなタイプじゃないかと。(勝手な想像ですがw)アート集を見ると女優の「ローレン・バコール」がモデルだとか。
(ちなみにローレン・バコールの代表作は「百万長者と結婚する方法」「三つ数えろ」「ミザリー」等でしょうか)
でもって、猫を抱いて画面に現れた時は、かなり骨太!と言いますか、こう、夫以上に男気のありそうな母上だなと。
どうなんでしょう、このお母様は。アレンにとって果たしてどんな存在だったんだろう…
ほんのワンシーンでしかない登場なんですが、思わず、そんな事を考えさせられる女性ですよね。

と、ここで。原作の方のお母様をちょっと紹介。(名前はバラ(=ローズ)と言います)
「彼女は快活で、決してぐちをこぼさない女だった。だが、アレンには、自分が母の幸せ(岩波のゲド戦記では「仕合わせ」と訳しています)のたねであること、母が一日も早い帰国を待ちわびていることがよくわかっていた」
こんな風に、直接は顔を出さないんですが、アレンの回想にはしばしば優しい母の姿が浮かんできます。
合わせて容姿の方も。
アーチ型の濃い眉の下の黒い瞳。ほっそりと美しい手」
こちらもアレンの回想シーンなので、これだけしかないんですが。アーチ型の濃い眉は、映画の王妃にも当てはまりそうです。
上の文章と合わせて、ヘグの中では原作のアレンの母親ローズは、「黒い髪と黒い目のはっきりとした面立ち。小柄でほっそりとした体つき。性格は陽気でそれでいて凛としたところもある。けれど息子に対する愛情は普通の母親と同じく、時には甘やかすほど存分に注いでいた」(息子に甘い母親といった雰囲気は、原作のところどころに見られると思います)だったりします。

さてさて。 上の方では原作の母上についてダラダラと書き綴ってしまいましたが。
ここからは、映画のアレンと王妃との関係をヘグなりに考察してみたいと。(長いっすよ!)

普段と様子の違う王子を心配して探していたのは、侍女達の方で、肝心の王妃は放任主義……というよりも、まるで男親のような厳格さで突き放しているように感じました。
うーん…これって下手をすると、アレンって厳格な父親二人に育てられたような、そんな環境だったんでしょうか。
ヘグの場合、子供の成育には「両親がきちんと揃ってなきゃダメ!」とは思わないんですが、子供の成長において、とくに幼児期には母親が与えるような「無条件の愛」(勝手に命名)は必要なんじゃないかなと思っていたりします。
赤ちゃんって、自分じゃ何も出来ないですよね? その赤ちゃんが生きようとする本能から求めるものを、無条件に与えてあげられるような存在で。食はもちろん、安心を得られる保護と愛情を感じられる触れあい。そんなものが、子供の成長には必要なんじゃないかな、と。(この「無条件の愛」が与えられれば、母親でも父親でも、男女の区別はないかと思います)
逆に、こういった愛情を幼い頃にきちんと与えられてこないと、長ずるにつれ、子供は不安定な精神を抱えてしまうことがあるようなんです。(もちろんその子供の資質にもよるかと思いますが、幼少期の母親との関係はかなーり重要かと)
そんな事を考えながら、改めて王妃の登場シーンを見返すと、アレンにきちんと愛情を注いできたのかがかなり不安だったり。
息子の様子は一向に気にかけないというのに、ペットの猫はつねに手放さず愛玩しているようにも見えたり。
それでいて、王子としての要求だけは厳しく突きつけたり……下手をすると、放任というよりネグレクトに近いかも(汗)
もしかしたら古今東西、高貴な人達によく見られるように、子供を産んだらすぐさま乳母に預けてしまって、自分の手では育ててこなかったのかもしれない…とか。うはぁー妄想が止まらないっ!(かなり危ないです!!)
ただ、言葉の端々から賢い女性だと伺えるので、王の信頼はかなり厚そうですよね。だから父王も王妃を信頼しきって、アレンの事を任せている(任せっきりのような気も…)、そんな親子関係ではないかと睨みましたが、どうでしょう?

とまぁ、こんな風にアレンの母子関係を考察してみましたが。
何度も映画を繰り返し見に行ってると、画面に見入りながらもこんなことを妄想しだす余裕が生まれるようになって……因果なもんですよねえ。うふふふふw(←ひたすら不気味)

ここで唐突ですが、王家の肖像画のようなものを入れてみたり。(もちろん、ヘグの妄想の一部でございますよ)
ええと、ちょっと描いてみたかったのが「衣装の色合い」と「家族の関係」のようなものでして。
ちなみにこのアレンは12才ぐらいで。まだ闇に支配される前を想定しております。(だから衣装も若干違います〜)

でで、衣装なんですが。この家族、全員「紫」の衣装をまとっているんですよね。(紫の部分のみ彩色してみました)
これって、ローマの皇帝が身につけた「皇帝の紫」を意識してのことでしょうね、きっと多分。
「ビザンチン帝国」をベースにエンラッド王国は設定されたようですが、ビザンチンは別名、「東ローマ帝国」ともいう通り、ローマ帝国の流れを汲んでいまして。その繋がりを連想させる彩色を衣装にも採用したと。そんなところでしょうか。
さらに、父王には純色の紫を。王妃には赤紫を。王子のアレンには、若い(王よりは薄めの)紫を衣装に配して、立場や年齢の違いを意識しているように感じました……(って、ほんとどうでもいいところに突っ込みすぎてる気も>汗)

さらにもう一つ。家族の関係図を現したかったんですが、上手く表せたかどうか…(汗
父王は執務に追われて、なかなか息子と接する機会がないものの、アレンの存在をきちんと心に掛けていたんじゃないかと。
そしてアレンもその事はちゃんと分かっていた…だからこそ、余計に父王の存在が強く伸しかかってきたんじゃないかと。
そんな風に考えてしまったのも、アレンが映画の中で両親について語る時って、全部「父」に関することばかりなんですよね。
そんな父王との結びつきを一番感じたのは、影が「父さん」と口にしながら、愛おしそうに剣に触れた時でしょうか。
(この辺りは、また後ほど。あのシーンまで辿り着いたら、改めて突っ込んでみたいと思います)
もちろんあんな事を仕出かしてしまったわけだし、気にかかるのは当然なんですが、それにしても「母」が全く出てこない。
原作では、父よりも母を思い出す事の多いアレンを知っているだけに、この点が余計気になってしまったみたいです。
おかげで、上の方で述べた「薄い母子関係」に加えて、「絆が強いからこそ、プレッシャーのかかりやすい父子関係」がアレンの中にはあったんじゃないかと。本来なら素の自分で接せられるはずの母には、子供らしく甘える事もできず、悩みも打ち明けられず。理解者である父は執務で忙しく、その期待を思えば、子供っぽい態度を見せる事もできず、ありとあらゆる場面で気を使い遠慮しながら生活して行かなければならなかった……そういった歪みが、少しづつアレンの精神を蝕んでいったんじゃないかと思うわけです、はい。(いやそれにしても、我ながらここまで妄想するとは…!)

とまぁこんな風に、映画を見ていていろいろと気になったことを、「こういうことかな?」と想像してみたりするのが、これまた楽しいわけで。その中の一つが、この家族の関係を考える事だったり。(ヘグもアレン好きの端くれですからw)
だって、映画の中では全くと言っていいほど語られていないんだもんなぁ……だから余計気になるのかもしれません。

これまた映画にはないシーンですが。(相変わらず汚いねい〜)
物陰に潜んで、刃物の先を煌めかせながら父王の隙をうかがっていたアレンって…
すっかり闇に支配された、「もう1人のアレン」だったんじゃないかと。へへって笑っていそうな…
こんな顔して、背中を見つめていたんじゃないかな……と思いながら描いてみますた。(相変わらず髪型が難しい…ぎゃふん)
※それにつけても、例え狂気系だって、アレンを描くのは楽しーーーー!!!(むしろ狂気系好き好きーーーーwww)

そして、例のシーンは割愛!!
(だって上手く描けないんだもの…)
代わりにこんなもの置いてみました。
(↑別窓で開きます) 

倒れた後の父王さま。(のつもり)
なんだか死相が出ているような絵になってしまいました…(汗
絵コンテを元に描いてみたら、かなり映画のシーンとは違ってしまいましたが、雰囲気を感じ取っていただければ。

いやそんなことより!
このシーンを見てヘグが思ったこと。

「パパン、死んでないやん……っ!!」(希望込み)
↑これですよ、これ! おいらが声を大にして叫びたいのは!
だって、死んだことを演出したいんだったら、普通、目を閉じさせて力が抜け落ちたように「ガクリ」ってさせますよね?
でも王さま、最後まで目をしっかり開けて「アレン…」って呟いていましたですよっ!(映画館で通算4回確認済みw)

というわけで。

あんなガタイのいい父王に、どう見ても細腕繁盛記のアレンが、あんな細くて短い短刀で切り掛かったって、よほどの手練でもなければ、一刺しでは致命傷を負わせられませんって!(「アレンてめちゃ強いじゃん?」とか、「血溜り出来てたじゃん!」とか、そういうヘグへの突っ込みはご遠慮下さい…)
深手は負ったかもしれませんが、とにかくこの時の父王はお亡くなりになっていないに、5000000首輪アレン!(なんか分かり辛い)

えー。
思いっきり似てない手書き文字で申し訳ありませんが。(背景も省略)
映画の題字です。
確か、パパン王が倒れた後に、この後テーマ曲に会わせてどーーーーーん!と浮かび上がってくるわけですが。

今となっては見慣れてしまったし、どんな題字でも良いんですけどね。
初めて目にしたときは、正直
「なんてしょぼ……迫力のない題字なんだろう……」
だったわけでして。ええもう本気で。
個人的な思い入れのなせる業なんですが、「ゲド戦記」といえば、重厚、かつ荒っぽいほど硬質なイメージを持っていたので、この柔らかかつ細い字には、かなり違和感を覚えたのもです。
んじゃ、お前の考える題字はどんな字だよ? と言われると「う、うーむー……」になるんですが(汗
隷書体「ゲド戦記」とか。文字を変えてみたんですが、上手く表示されてるかな?
(昔の、ハンコに使われたような、独特な書体……古さと格式っぽさは出るけれど、硬さはどうだろう?)
太字のゴシック体「ゲド戦記」とか。
(硬さと重さは出るけど、じつに平凡な題字で……でもまぁ、原作の本の題字はここいら辺)
思い切って勘亭流「ゲド戦記」とか!
(歌舞伎や落語で使われる、くねっとした太文字)
……↑だったらいっそ、落語「ゲド戦記」とか、見てみたかったかも?!
(や、描かないですよ、描きませんとも!そんな時間ないしネタもない……って、描いちゃったらここにひっそり……てへv)

とまぁ、オチもついたところで(ついてないよ?!)次は場面転換。
ゲドの登場なので、ページも変えさせていただきます。

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